Creation

都営地下鉄城西線

大江戸線は、運行上は一本でも、概念としては二つの路線が連結した形に見える。都庁前から都心を一周する6の字区間と、都庁前から光が丘へ向かう放射区間である。

そこで後者を切り出し、都営地下鉄「城西線」とする。列車はこれまでどおり大江戸線へ直通して構わない。ただ、都心環状線と城西地域の路線は、名前のうえでは別にしておいたほうが分かりやすい。

都庁前から光が丘、大泉学園、上石神井を経て荻窪へ至る都営地下鉄城西線の停車駅構想図
都営地下鉄城西線の停車駅案。横にスクロールして全体を表示できる。

構想の中身

都庁前から光が丘までは、現在の大江戸線そのものである。光が丘から先は、土支田、大泉町、大泉学園町まで延ばす。ここまでは既存の延伸構想をそのまま受け継ぐ。

違うのは、その先だ。新座や東所沢へ北上させず、大泉学園町から南へ折る。大泉学園、石神井台、上石神井、善福寺公園を経て、荻窪に至る。

都庁前 — 西新宿五丁目 — 中野坂上 — 東中野 — 中井 — 落合南長崎 — 新江古田 — 練馬 — 豊島園 — 練馬春日町 — 光が丘 — 土支田 — 大泉町 — 大泉学園町 — 大泉学園 — 石神井台 — 上石神井 — 善福寺公園 — 荻窪

路線スペック

路線名
都営地下鉄城西線
区間
都庁前 — 荻窪
駅数
19駅(J01—J19)
事業者
東京都交通局
既存区間
都庁前 — 光が丘
延伸区間
光が丘 — 大泉学園町 — 荻窪
運行
都庁前から大江戸線環状部へ直通運転
路線の性格
城西地域の縦貫線、ならびに都心放射路線どうしを結ぶ環状補完線

使われ方

この路線の中心は、都心へ向かう新しい通勤路線ではない。城西地域の中で、東西方向に伸びる既存路線を縦につなぐことにある。

大泉学園で西武池袋線、上石神井で西武新宿線、荻窪で中央線・中央総武線・丸ノ内線に接続する。練馬、中野坂上、東中野、中井でも既存路線と交差するため、西武線沿線から中央線沿線へ、新宿を経由せず移動できる。

大泉学園から上石神井や荻窪へ向かう移動、練馬から善福寺公園方面へ向かう移動など、現在はバスや自転車に頼りやすい区間が鉄道で結ばれる。石神井台や善福寺公園周辺のような鉄道空白地帯にも駅を置ける。

一方で、都庁前から先は大江戸線へ直通する。地域内移動の路線でありながら、新宿、六本木、汐留などへの直通性も失わない。

城西線としての完成

大泉学園町からさらに北へ伸ばすと、路線は郊外へ延びる長い放射線になる。もちろん実用性はあるが、「城西線」という名前からは少し離れていく。

そこで南へ折り、池袋線、新宿線、中央線を順番につなぐ。都心へ向かう線をもう一本増やすのではなく、既にある線を横断して、城西地域そのものを一つの交通圏にする。荻窪まで到達したところで、この路線は完成する。

これは個人による架空の路線構想であり、東京都交通局その他の公式計画ではない。